どうもGuu(Guu_blog)です。
田舎暮らしのバイク・車好きのブロガーです。
車・バイクを運転するためには【ブレーキ:停止】することは必須であり、安全性を確保し、適切な制御を可能にする重要な要素です。
ブレーキ周りの点検を怠ると、ブレーキがかからず大事故に繋がり大変なことに・・・
今回はそんなトラブルを発生させないために、ハーレーダビッドソン(エボ・ソフテイル)のリアブレーキパッド交換を紹介していきます。
足廻りのメンテナンスになります!自信のない方はショップへ依頼しましょう
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ブレーキの役割とは?
まずはパッド交換の前に、ブレーキの主な役割について確認しておきましょう。
- 減速と停止:減速させ、必要に応じて停止させるための主要な手段
- 安定性の確保:急な停止や減速などにより、バイクが不安定になることを防ぐ
- 方向の制御:方向を維持するのに役立ち、正確なブレーキングは、ハンドリングと操縦の向上
- 急な状況への対応:ブレーキは危険な状況に対処する手段としても機能
バイクには通常、前輪と後輪それぞれに独立したブレーキシステムがあります。
ブレーキにはディスクブレーキ、ドラムブレーキと種類があり、今回はリアのディスクブレーキパッド交換について紹介していきます。
ブレーキパッドの役割
ブレーキパッド交換を怠るとどうなるの?
いろんな問題が発生する可能性があるので、把握しておこう!
- 制動性能の低下: 使用や摩耗により劣化すると、制動性能が低下し、ブレーキング距離が延び、制動力が弱まる
- ディスクの損傷: ブレーキパッドがディスクに過度な摩擦や熱を発生させ、ディスクの劣化、割れ、歪みに繋がる
- ブレーキシステムの損傷: ブレーキキャリパーやシリンダーなどのブレーキコンポーネントも破損する恐れがある
- ブレーキフルードの劣化: 過剰な熱や摩擦がブレーキフルードに影響を与え、劣化させることがある
- 修理コストの増加: 他のブレーキコンポーネントへのダメージを与え、修理コストが増加する可能性がある
ブレーキパッドの定期的な点検と交換は、安全性を確保し、ブレーキシステムの正常な機能を維持するために重要です。
ブレーキパッド交換目安
ブレーキパッド交換は走行距離やブレーキの頻度によって変わりますが、下記の距離を目安で点検・交換しましょう!
①5000㎞~10000㎞を目安
②ブレーキパッドの摩耗材料が1/16インチ(1.59mm)以下の場合
リアブレーキパッド交換
まずリアブレーキパッド交換前に必要な道具を準備していきましょう。
準備
ブレーキパッド交換に必要な道具は以下の通りです。
- ブレーキパッド
- トルクスレンチ
- ブラシ
- ステンレストレー
- 焼付防止剤
- パーツクリーナー
- 耐熱シリコーンブレーキグリース
- ショップタオル
- ブレーキピストンツール
- やすり
準備が出来たらブレーキパッド取替に進んでいきます。
マフラー取外し
ブレーキパッド交換するのに、マフラーが干渉して交換しにくい場合があります。
その場合はマフラーを取外しておきましょう!
サイレンサーを外すだけでも作業可能になる場合があるので、愛車の確認をしておこう!
ブレーキキャリパー取外し
ブレーキパッドを交換するためにブレーキキャリパーを外していきます。
ブレーキキャリパーの外し方は、ピンボルトを2箇所トルクスレンチを使用して緩めるだけで簡単に外れます。
バイクによって固定ネジが違う可能性がありますので注意しましょう
ブレーキキャリパーを外す時は、丁寧にブレーキディスクとブレーキパッドから持ち上げるように取外して下さい。
ブレーキパッド交換
キャリパーを外したら、以下の順にパッドを交換していきます。
引っ掛けているだけなので簡単に外せます。
リテーナークリップを取外すと簡単にブレーキパッドが取外せます。
取外したブレーキキャリパーの掃除をしていきます。
ブレーキパッドの摩耗した粉が溜まっているので、ブラッシングして除去していきましょう。
パーツクリーナーはラバー劣化に繋がるので使わない方がいいです。
ブラッシング後に、耐熱シリコーンブレーキグリースをダストブーツ・ブレーキパッド接触部に塗ります。
汚れが酷い場合は洗浄液を使って洗浄するのをおすすめします。
ブレーキキャリパーを掃除する時の注意点もあるので押さえておこう!
ブレーキキャリパー掃除中に、ブレーキレバーを踏むとピストンが飛び出て指が挟まる可能性も・・・
機械の力は強いです!挟まってしまうと最悪、骨折する可能性もありますので十分注意して下さい。
ブレーキキャリパーを取外した車体側にもブレーキパッドの摩耗粉がついているので掃除しておきましょう。
車体側はパーツクリーナーを使って摩耗粉を拭き上げていきます。
パッドシムも取外してパッドの摩耗粉を除去しておきましょう。
新品のブレーキパッドは角が尖っているので、ブレーキパッドの接触部分を軽く面取りしておきましょう。
面取り部分は進行方向に最初に接触する箇所を面取りしましょう。
ブレーキパッドに専用のグリースを塗布していきます。
塗らないとどうなるの?
塗らないとブレーキ部から【鳴き】が発生します
鳴きとは?
キーキーと音がなります!整備されてない自転車とかから鳴るような音ですね!
塗るのはブレーキパッドの裏面側になります。
面取りとグリース塗布したブレーキパッドを取付けていきましょう。
取外した順に取付けていきます。
戻す時のポイントもあるのでチェックしておこう!
- 取外したパーツは忘れないように取付けること。(リテーナークリップやパッドシム)
- 取外したパーツは同じ箇所に戻すこと。
忘れたり、同じ箇所に戻さないとガタがあったり、別の部品の損傷に繋がります。
無駄な費用も掛かりますし、怪我の原因にもなるので注意しましょう!
ブレーキキャリパーをブレーキディスクに気を付けながら取付けていきます。
新品でブレーキパッド間が狭い時は専用工具で広げましょう。
取付けたらピンボルトに焼き付き防止剤を塗ってブレーキキャリパーを固定して完了です。
トルクレンチを使って、ボルトを締めることをおすすめします。
規定の締め付けトルクは15~20ft-lbs
ブレーキパッドと関係なくない??
意外と関係あるんです。
新品のパッドに交換した厚み分、マスターシリンダーにブレーキフルードが還ってきます。
液面計から見て基準の範囲内にあるか確認しておきましょう。
基準より多い場合は調整するのをおすすめします。
整備でのおまけ
整備中に細かいパーツの取外しが発生します。
プロならいいですが、素人はどこのパーツなのか覚えてなかったり、すぐ無くしてしまいます。
あるあるですね・・・
そんな時はステンレストレーを使ったり、段ボールに分かるように記載して保管するなど工夫するとトラブル防止になります。
ブレーキ制動確認
ブレーキパッド取替えが完了したら、ブレーキの制動確認をしましょう。
取替えても、ブレーキが効かなかったら意味がないです。
固着していたり、ピストン部に汚れが溜まったり、油圧であればエアーが入ったりいろんな要因があります。
焦らず、改めてひとつひとつ確認していきましょう。
作業を繰り返すことで、作業も覚えていきます。
まとめ
【初心者必見!】ハーレー(エボ・ソフテイル)リアブレーキパット交換を紹介してきました。
足廻りでメンテナンスするのに、不安を覚える方もいるかと思います。
道具を準備し、ポイントに注意しながら行えば素人でも出来る作業です。
どうしても不安な方はショップで依頼するようにしましょう!
それではおさらいです。
- ブレーキの役割とは?
- ブレーキパッドの役割
- ブレーキパッド交換目安
- リアブレーキパッド交換
- ブレーキ制動確認
コメント
コメント一覧 (2件)
いつも拝見させて頂いてまして、整備の勉強にさせて頂いております!
今回の作業で1つ気になった点がありまして、新品パッド交換時はフルード液面が上昇するので、フルードのタンクからの液面調整の工程も付け加えた方がよろしいかと感じました!
お節介でしたらすみません
94さん
いつもBlog読んで頂きありがとうございます。
確かにそうですね!液面は確認しますが、調整まではしたことがなかったので抜けていました。
改善させて頂きます。