どうもGuu(@Guu_blog)です。
田舎暮らしのバイク・車好きのブロガーです。
本記事ではハーレー(ショベルヘッド)のミッションオイル交換を誰でも出来るように詳しく解説していきます。
- 自分でメンテナンスをしたい方
- ミッションオイル交換をやってみたい方
GuuInstagramにも簡単な交換動画載せてますのでチェック見て下さい。
役割
まずミッションとは?と思う方もいるのではないでしょうか?
ミッションとは【エンジンで発生させた動力を適切な回転に調整する装置】の事を言います。
シフトを変えることでローギアからトップギアまでスムーズに繋げ、適切な動力をタイヤに伝える役割です。



なるほど!ミッションは分かったけど
ミッションオイルってどんな役割があるの?
ミッションオイルはバイクの変速機(ミッション)部分を保護する役割があります。
潤滑作用
ミッション部はギアやベアリングなど、金属同士が高速で接触する部分になります。
金属機器がスムーズに動かすための潤滑剤の役割があります。
冷却効果
ギアが回転する際に摩擦熱が発生します。
発生した熱を吸収・分散しミッションの温度上昇を防いでくれる役割があります。
腐食防止
金属は摩耗したりすると、酸化して錆が発生する恐れがあります。
内部の金属部品が錆びたり腐食したりしないように、オイル成分が表面を保護し腐食を防止する役割があります。
衝撃吸収
ギアの噛み合わせ時に発生する衝撃や振動を緩和し、スムーズなシフトチェンジをサポートする役割があります。
ミッションオイル交換手順
ここからハーレー(ショベルヘッド)のミッションオイル交換を徹底解説していきます。


ミッションオイル交換に必要な工具を準備していきます。
- ミッションオイル
- ジャッキ
- プライヤー
- 六角レンチ
- オイルパック
- スコットショップタオル
- パーツクリーナー
- ニトリル手袋
ミッションオイル交換前に軽く走ってオイルを温めておきましょう。
温度が掛かるとオイルがさらさらになって抜けやすくなります。
ジャッキを使ってバイクを平行にしていきます。
スタンドを立てた状態だと傾いてオイルが最後まで抜け切れないので注意してください。




フレームの下にジャッキをセットして上げていきます。
ラチェットレンチがあると昇降が簡単にできるので余裕がある方は購入しておきましょう。
バイクを平行にしたらオイルを抜いていきます。



手が汚れないようにニトリル手袋着用をおすすめします。
まずはオイルパックを準備し、ミッションのドレンボルト下に設置します。
オイルがこぼれない様に位置決めするのも大切です!
オイルパックを準備したら、ミッションのドレンボルトの位置を確認しましょう。


確認したらラチェットレンチで緩めていきます。
左回しが緩め方向です!反転しているので間違えないように!
最初は固いのでラチェットレンチで緩めて手で緩めていきます。







逆回しで締めすぎるとミッションケースが割れるので注意してください。
ドレンボルトが外れたらオイルが流れてくるので抜け切るまで放置しておきます。


パッキンは交換するのを推奨します。




ドレンボルトに鉄粉や汚れが付いているのでパーツクリーナーで掃除しておきましょう。
新品のオイルを入れたら漏れ出して、もう一回オイル足す事になるかも・・・




ミッションオイルを抜いている間にフィラープラグを外していきます。
様々な形がありますが、写真のタイプであればプライヤーで緩める事ができるのでご参考に!
フィラープラグには漏れ防止のパッキンが取付けてあるので交換しておきましょう。


オイルが抜けた事を確認したら、ドレンボルトを取付けていきます。
step4と逆手順になります。
取付けの際に逆回しにするとミッションケースが割れる可能性があるので注意して下さい。
設置位置も悪いのでしっかりネジが嚙んでいる事を確認し、手締めしてから増し締めしましょう。
オイルを入れる前にプラグホールを取外しておきます。
六角レンチを使って緩めましょう。




プラグホールも右回し=締め 左回し=緩めですので間違えないように!



なんで外すの?



液面確認はこのプラグホールでします!オイルが出てきたらOK
次にミッションオイルを入れていきます。



ちなみにオイルってどれくらい入れればいいの?
規定量:0.7リットル



規定量の目安が決まってますのでご参考に!



ミッションオイルはどれ入れればいいの?



自分はDRAG TRANCEMISSIONOIL 80W-90を使用しています。


準備が出来たらフィラープラグからオイルを注油していきます。
オイルジョッキに移すと入れやすいので、ひとつ持っておくと便利ですよ。




オイル容器のまま入れるとこぼれてしまうので要注意になります。





こんな感じに・・・w
プラグホールからミッションオイルが出てきたら完了です。
ミッションオイルを規定量入れたら、プラグホールを取付けていきます。




外したプラグにはシールテープを巻いておくと漏れ防止になりますので忘れずに!
巻き方を詳しく記載した記事もあるので気になる方はチェックしてみて下さい。


プラグを締めすぎるとケースが割れる可能性があるので増し締めは慎重にしましょう。
フィラープラグを取付けていきます。


取外した時のパッキンを新品に取替えて、手締めて締めていきます。
固くなったところで、プライヤーを使って軽く増し締めしたら終了です。
最後にオイルが車体に付いているので、パーツクリーナーで綺麗に拭き取っておきましょう。
放置しておくと汚れが付着しやすかったり、最悪ブレーキに付着すると事故に繋がる可能性も!
バイクを綺麗に保つ、安全にバイクに乗るためにしっかり拭き上げておきましょう。
交換頻度
ミッションオイルの交換っていつすればいいの?と思いませんか?
変えなくても良いんじゃないの?と思う方もいるかもしれませんが交換は必須です!
ギアなどの金属摩耗によって鉄粉が発生し、金属粉によってスムーズな可動が出来なくなります。



結局いつすればいいの?
6,000km走行後、もしくは1年に1回が目安に交換しましょう!
まとめ
本記事では【誰でも簡単】ハーレー(ショベルヘッド)ミッションオイル交換徹底解説!を紹介してきました。
バイクが好きな方は自分でやれないかなぁと考える人も多いのではないでしょうか?
この記事を遡れば間違いなく初心者でも交換できます!
本記事で伝えた通り、非常に簡単な作業ではありますが無くてはならないメンテナンスです。
愛車を長く、トラブルを減らすために定期的にミッションオイル交換をしていきましょう。


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